新居浜硝子について

新居浜硝子ができるまで

  • 原料の石を採取する

    1原料の石を採取する

    銅を採取するとき、山を掘り起こし、鉱脈に行き着くまでに除去した多くの石が山のあちこちに掘り出されました。今もなお、新居浜 別子の山の様々な場所に残っています。その石を使ってガラスをつくります。

    原料の石を採取する

    Column

    別子の山は、伊予の青石と呼ばれる石で覆われています。一般的には緑色片岩です。銅鉱石を採掘する際、銅坑に届くまでに山を掘り石を掘り出します。その石が材料となります。

  • 粉砕

    2粉砕

    別子の山から採取した石を、粉砕機で砕き、1ミリ以下の粉末にします。

    粉砕

    Column

    ガラスと石は仲間です。石の中に含まれるガラス成分が、85%以下は「石」、85%以上は透明感が出てくるため「ガラス」と言われています。

  • 粉砕

    3原料・色作り

    新居浜の石の粉に、不足分のガラスの成分を加えて高温で溶かしガラスの原料をつくり、色の実験をします。新居浜の石には、ガラス成分が約48%含まれています。それに足りないガラスの成分を加えて原料をつくります。新居浜ガラスには鉄分が多く含まれているため、深い緑色のガラスになります。

    原料・色作り

    Column

    原料の石にどんな金属が含まれているかによって、ガラスの色が変化します。色を付けたい時には、特定の金属を混ぜ込んで色ガラスをつくります。また、ガラスに含まれる金属の量によって、色の濃淡が決まります。

  • 粉砕

    3製品化

    新居浜硝子の原料の配合が決まりました。工房の炉で溶かし、吹いたり、型に入れたり、自由自在に作品が出来上がります。

新居浜と新居浜硝子

広瀬公園広瀬公園
マイントピアマイントピア
煙突山煙突山
広瀬宰平邸広瀬宰平邸